こんにちは、ゆうすけです。
Follow @learntoushi
2021年3月1日に、Yahoo!とLINEが経営統合しましたねー
今回はこの経営統合によってPayPay経済圏はどうなるのか?
改悪が続く楽天経済圏に代わる新たな経済圏になりうるのか?
ユーザーの視点から考察していきます!
1.Yahoo!とLINEの経営統合ってなに?
ともに日本の大手IT企業であるYahoo!(Zホールディングス)とLINEの経営統合が経営統合しました。
2社の社長が言うようにGoogleやAmazonのような米国の巨大テック企業との競争であると同時に、日本国内では楽天との一騎打ちを制するための統合とも言えるでしょう。
経営統合後の事業規模は以下の資料の通り約1兆3000億円となり、1兆4000億円前後の楽天に並びます。
このように新生Yahoo!が楽天を意識していることは既知の事実、暗黙の了解であり、今回発表された経営統合後の事業トピックでもそれが見て取れます。
近ごろの楽天は楽天モバイル参入による利益ダダ漏れを回収するために、楽天経済圏でのポイントプログラムを改悪しまくっています。(参考動画:リベラルアーツ大学様↓)
2021/3/1には楽天でんきのSPU対象外と、楽天カードによる公共料金支払いはポイント付与率を5分の1(500円=1ポイント)にすることが発表されました。
楽天経済圏の改悪が止まらない。
— ゆうすけ@投資ブロガー/株/仮想通貨/不動産 (@learntoushi) 2021年3月2日
以下料金の楽天カード決済時の付与率が500円=1ポイントに。
6月1日から。
・電気
・水道
・ガス
・税金
・年金
など#楽天経済圏 #改悪
公共料金等のカード利用獲得ポイントについて|楽天カード https://t.co/moeWMqXsup
まだ今すぐ楽天経済圏を脱出する状況ではないですが、次なる手を準備しておいて損はありません。
そこで選択肢になるのがYahoo!が提供しているPayPay経済圏だと僕は予想しています!
次は今回の経営統合資料から、このPayPay経済圏の拡大を予感させる情報をピックアップします。
2.PayPay経済圏拡大!?注目トピック4選
①決済・金融は「戦略事業」
楽天がカード・決済・銀行・証券などの金融をコア事業に持ってきているのと同様に、新生Yahoo!もこの金融・決済を戦略事業として位置付けています。
他の事業が「メディア」や「コマース」など名は体を表している一方で、決済・金融は戦略事業という特別扱いとなっています。
これは明らかに新生Yahoo!がリソース(人手や資金)を決済・金融に集中させるという意思表示です。
これから決済・金融サービスの充実していくのは間違いないでしょう。
②LINE・Yahoo!・PayPayのロイヤリティプログラム統合
ロイヤリティプログラムというのは一定期間や一定数の自社サービスを利用した顧客に向けて更に特典を付与することです。(参考元:デロイトトーマツ「デジタル化時代のロイヤリティプログラム」
分かりやすい例が楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)や航空会社のマイレージサービスのようなものですね。
Yahoo!やLINEは現在それぞれTポイントやLINEポイントといったポイントプログラムや会員ステージ制度を持っています。
さらにYahoo!はPayPayでもPayPayボーナスもあってロイヤリティプログラムがバラバラです。
これを統合して、全てのサービス利用が一つのプログラムに直結する形にするということなのでまさに楽天のSPUと同じような仕組みが出来ると期待を膨らませています!
しかも資料冒頭に「短期的な取り組み」と書いてあるのでおそらく1年以内には発表されると予想しています。
③コード決済をPayPayに統合
これはメディアでもバンバン報道されてましたね。
LINE PayがPayPayに統合 2022年めど - ITmedia ビジネスオンライン
これは経営統合が決まった段階でもはや既定路線でしたので、今回の大事な点はPayPayが存続アプリになることです。
決済は金融事業の中心の中心になる分野ですからそのサービス名が看板になることは間違いありません。
よって戦略事業である決済・金融サービスの看板は経営統合後もPayPayであることが確定ということです。
昨年7月に発表された通り(下図参照)、今後はYahoo!とLINEの決済・金融サービスはPayPayの看板のもとでスクラップ&ビルドが加速していくでしょう。
④次なる統合は証券と保険?
上のスライドで発表されたのは決済・金融事業の将来像ですね。
このスライドから予想されるのは次の2点です。
①「借りる」サービスの拡充
=利益の確保
②証券と保険のサービス統合
=効率化と差別化
①はまさに楽天が実践してきたことで、裾野の広い貸金業(リボ払いやローン)で利益を出して、ロイヤリティプログラムに参加している優良顧客に還元するという施策です。
②は事業が完全重複しているPayPay証券とLINE証券の統合、保険2社の統合です。
証券と保険はストック型事業で継続的に手数料収入が入る一方、手数料競争が過熱しているので顧客獲得と効率化が必須です。
PayPay証券とLINE証券は両方とも小口投資を売りにしたスマホ証券なので、今後は楽天証券やSBI証券と戦える基幹証券会社へと事業を拡大させていくのではないでしょうか。
時間を買うために他の証券会社の買収などもありうると思っています。
3.まとめ~PayPay経済圏への引っ越しに備える~
まとめると、今回のYahoo!とLINEの経営統合のポイントは次の3つです
・決済・金融を戦略事業として資金や人材を集中投下していく
・Yahoo!・LINE・PayPayの顧客サービスを統合していく
・PayPayを中心とした「PayPay経済圏」を築く
楽天経済圏の改悪に備えて、僕は次のような移行プランをイメージしてPayPay経済圏の動きを情報を今後も注視していきます。
もちろんバーコード決済のPayPayは既に使っています^^
PayPay経済圏の未来に期待をしながら、自分のお金がどの経済圏を使えば増えるかを考えていこうと思います^^
今回の記事が良かった!という方はぜひTwitterフォローと「読者になる」ボタンのクリックをお願いします!
ゆうすけ