こんにちは、ゆうすけです。
Follow @learntoushi
家族をもって子どもができると、多くの人がマイホームと一緒に購入を考えるのが車です。
車は大きな買い物ですから、買ってから「こんなはずじゃなかった…」と思っても遅いですよね。
そこで今回は車にかかるお金について解説していきます!
- 車にどれくらいのお金がかかるのか知りたい
- 資産運用をしたいけど車も欲しいと悩んでいる
- 買う以外でマイカーを持つ方法が知りたい
1.車にかかるお金は大きな負担
一般社団法人・日本自動車工業会の「乗用車市場動向調査(2019年度)」によると、約90%の人が年間20万円以上のお金を車に使っているそうです。
その中で、約30%の人が「負担が大きい」と答えていて、約37%の人が「車にかかる費用を今後減らしていきたい」と答えています。(出典:同上)
これだけの人が「負担が大きい」「負担を減らしたい」と思ってしまう「車にかかるお金」にはどのようなものがあるのか?
具体的に見ていきましょう。
2.車にかかるお金は多種多様
結論から、車にかかるお金は10種類あります。
- クルマ本体代
- 税金(購入時)
- 手数料
- 税金(保有時)
- ローン金利
- 保険料
- 駐車場代
- 車検代
- ガソリン代
- 整備費
10種類ってエグいですね・・・
では実際にいくらお金がかかるのか、この10種類の費用の相場感を紹介していきましょう。
①買う時にかかるお金
クルマ本体代
車の本体価格は車種によって千差万別ですが、相場感として軽自動車は80万~250万、乗用車は120万~∞という感じでしょう。※全て新車の場合
上値を∞にしたのは、車種によって価格は青天井ですし、革張りシートやドライブレコーダーなどオプションを付ければ価格はアップするからですね。
ちなみに人気のあるアルファードは安くて400万くらいです。
税金(購入時)
買う時にかかる税金には「消費税」と「環境性能割(旧・自動車取得税)」の2つあります。
「消費税」は本体価格×10%なのでアルファードなら40万円です
「環境性能割」は燃費性能に応じて取得価額の0~3%税金がかかります。
もし上記のアルファードで2%かかると仮定すると80万円かかります。
ちなみに現在はコロナ特例制度もあるようです。
参考:https://www.car-tax.go.jp/change02/
手数料
車両登録(ナンバープレートの取得)や車庫証明を代行してもらうために自動車販売店に支払う手数料です。
販売店によってマチマチですが3~5万円くらいが相場のようです。
ちなみに車両登録や車庫証明は自分でも申請できるので節約することが可能です。
②持っているとかかるお金
税金(保有時)
車を保有しているとかかる税金は「自動車税」と「重量税」の2つです。
「自動車税」は車の排気量によって税金が変わります。
アルファードの場合は2.5リットル~3.5リットルなので最大58,000円ですね。
「重量税」はその名の通り車の重さによって税率が変わります。
これもアルファード(約2トン)の新車の場合で年16,400円です。
ローン金利
前述の一般社団法人・日本自動車工業会の「乗用車市場動向調査(2019年度)」によると、2~30代の大半は車をローンで購入しています。
最近は超低金利時代とはいえ、カーローン金利の相場は2~5%程度です。
例えば、アルファードを以下の条件でローン購入したとします。
頭金:50万円
借入額:350万円
金利:3.8%
支払回数:36回(3年)
この場合の毎月のローン返済額は約10万3000円です(元金含む)。
実際のローン返済額を算出するには、金利以外にも「元利均等」か「元金均等」か、「残価設定」か「残価据置」かという観点がありますが、ややこしいのでここでは省略します^^;
保険料
自動車保険には法的に強制加入の「自賠責保険」と自分で選んで加入する「任意保険の2種類があります。
皆さんがテレビCMでよく見る自動車保険は「任意保険」ですね。
「自賠責保険」は法的強制なだけあって以下のように金額が車種×加入期間で決まっています。
購入時に加入し、その後は満期になるたびに更新します。
加入せずに公道を走ると警察に捕まってしまうので必ず加入・更新する必要があります。
「任意保険」は本人の属性、車種、走行距離、対人・対物・車両保証など加入オプションによって金額が変わります。
例えばソニー損保で次の条件だと年37,890円です。
20等級
30代
ゴールド免許
年間走行距離3000㎞以下
車両保険付
トヨタ「アルファード」
出典:30代の自動車保険の保険料相場|自動車保険はソニー損保
駐車場代
車を買うと「車庫証明」という「私はこの車をここに停めます」という警察に提出する証明書の発行が必須です。
つまり車は「駐車場」が無いと買うことは出来ないということですね。
駐車場代は地域によって差が大きいですが、例えば東京23区の相場は月2万円~5万円程度です。
駐車スペース付きの戸建てに住んでいれば駐車場代は0円ですね。
車検代
車検は法律で定められた機能を満たしているかを2年に一回チェックする検査のことです。
法律で決められているので車検を受けていなかったり2年以上過ぎてしまっていると警察に捕まります。
この車検もどこで受けるかで相場がかなり変わりますが、2~10万円の範囲が多いようです。(税金や自賠責など法定諸費用は除く)
③乗るとかかるお金
ガソリン代
これは乗るたびに掛かるコストなので相場感はありませんが、遠出をしない普段使いでも毎月3~5000円くらいはかかるでしょう。
整備費
これも都度かかるお金ですが、総務省のデータによると毎月4000円程度かかっているようです。(出典:総務省の家計消費状況調査2021年2月版)
これで10種類のお金の相場感が分かりました。
(アルファード 400万円の場合)
- クルマ本体代 =400万円
- 税金(購入時) =消費税:40万円 環境性能割:80万円
- 手数料 =3~5万円
- 税金(保有時) =自動車税:年58,000円 重量税:年16,400円
- ローン金利 =月10万5000円
- 保険料 =自賠責:年13410円 任意:年37,890円
- 駐車場代 =月0~50,000円
- 車検代 =20,000~100,000円
- ガソリン代 =月3~5000円
- 整備費 =月4000円~
このように、車にかかるお金は多種多様で支払いが必要になるタイミングも結構バラバラなため、家計管理がかなり複雑になります。
その中でも毎月毎年支払う必要がある「固定費」が多いのが車にかかるお金の特徴です。
- 家計への負担が大きい
- 多種多様で家計管理が複雑になる
- 「固定費」が増える
特に僕は「固定費」が嫌いなので(笑)、家族3人となった今でも車は買っていません。
ただ、それでも楽しくマイカーライフを送っています^^
3.車にかかるお金の負担を減らす脱マイカーサービス3選
ここまで解説した通り、車を買って保有するには多くのお金がかかります。
特に毎月毎年発生する「固定費」は資産運用の原資を減らされるので厄介です。
でも、移動手段として車は使いたいという人も多いはず。
そんな人は次の3つの方法をトライしてみてはいかがでしょうか?
①カーシェアリング
必要な時に必要な分だけ車が使えるサービスが「カーシェアリング」です。
僕も超超ヘビーユーザーです^^
カーシェアリングのメリットは何と言っても「固定費」がほぼかからないことです。
使った分だけ利用料を支払う料金体系なので、税金も保険も駐車場代も不要です。
カーシェアリングについてはこちらの過去記事で詳しく書いているのでぜひお読みください!
②カーリース
カーリースとは「長期のレンタカー」のようなサービスです。
仕組みをシンプルに説明すると、
■お客(僕達)がリース会社に注文をする
▼リース会社が車を購入する
▼リース会社がお客に一定期間車を貸す
■お客がリース会社に利用料を払う
つまり「車を買って保有する」リスクをリース会社が背負ってくれるんです。
だから、先述した車にかかるお金のうち、①買う時にかかるお金と②持っているとかかるお金はリース会社が負担してくれます。
③使うとかかるお金だけ自分たちで負担すれば良いイメージです。
これで利用者はほぼ定額のリース料を支払うだけでマイカーが持てるようになるので、支払が一定になり家計管理がグッとラクになります。
以下がその費用負担のイメージです。
ただし「買うよりおトク」というワケではありません。
リース料はリース会社が損をしない料金になっているので、総額は自分で買った時とさほど変わらないと考えたほうが良いでしょう。
個人向けカーリースはこちらのサービスが有名ですので気になる方は調べてみてください!
■定額カルモくん
■コスモMyカーリース
③サブスクリプション
サブスクリプションとは、月額などの定額制サービスのことです。
NetflixやApple Musicなどもサブスクリプションの一つですね。
最近は車にもこのサブスクリプション型サービスが出始めています。
その代表格はトヨタが始めたKINTOです。
たしかに月額制と聞くとカーリースと同じように聞こえますよね。
ただ、KINTOにはカーリースと比較して次のような特徴があります。
- 頭金から任意保険まで全てコミコミの月額制
- 申込から納車手続きまでほぼ全てWebで完結(役所手続きは郵送)
- 期間中でも新車や最新モデルへ乗り換えが可能
車にかかるお金をさらにギュッと月額料金に凝縮して、時流にのってWeb完結、さらにトヨタのサービスだけあって乗り換えもスムーズといった感じです。
これら3つのサービスのなかでも車にかかるお金をガッツリ減らしたいならカーシェアリングがオススメです。
使わなければ料金は発生しませんし、なにより駐車場代が不要なのが大きいです。
ただ「カーシェアはちょっと…」という方には、KINTOの方がカーリースより更にシンプルで使い勝手はよいのでオススメです!
4.まとめ
今回は車にかかるお金についてまとめました!
資産運用をしている・始める方にとって原資になるお金はとても大切です。
そのためには車にかかるお金はしっかりと把握しておく必要があると僕は考えています。
そのうえで
「自分にはなぜ車が必要なのか?」
をイチから考えて、買うのか買わずに今回紹介したサービスのどれかを利用するのかを検討いただければと思います!
- クルマ本体代
- 税金(購入時)
- 手数料
- 税金(保有時)
- ローン金利
- 保険料
- 駐車場代
- 車検代
- ガソリン代
- 整備費
- 家計への負担が大きい
- 多種多様で家計管理が複雑になる
- 「固定費」が増える
- カーシェアリング
- カーリース
- サブスクリプション(KINTO)
今回もお読みいただきありがとうございました!
ゆうすけ