こんにちは、ゆうすけです!
今回は20代から30代の現役世代が貯蓄ではなく投資をすべき理由について解説していきます。
こんな方向けの記事になっているのでぜひお読みください!
- 投資よりもコツコツと貯蓄(貯金)をすれば将来まで大丈夫だと思っている
- 親から「投資は危ない。貯金をすれば大丈夫」と教えられてきた
- 投資した方が良いと思ってるけど何から始めればいいかイマイチ分かっていない
目的は「おカネを増やすこと」
貯蓄と投資の違いは何か?
と聞かれたら30代以下の人たちの多くはこう答えるのではないでしょうか?
これ合っているようで実は間違いなんです。
貯蓄も投資も、目的はどちらも「おカネを増やすこと」です。
しかし、今の30代以下の世代は、銀行に預けていても「おカネが増える」という感覚が無いでしょう。
本来、銀行預金のビジネスモデルは、僕らの銀行預金を原資にして、会社に融資したり、国債を購入して利息から収益を得るものです。
そして、その収益から僕らへ利息が支払われるんです。
だから貯金をしたらお金は増えるはずなんです。
しかしこのビジネスモデルが崩壊していることが、投資が必要な理由の一つ目です。
理由その1:銀行に預けてもお金は増えない
銀行のビジネスモデルの崩壊とは「銀行に預けてもお金が増えなくなった」ということです。
利息は貰えるけど、なんと今の金利はゆうちょ銀行(定期預金)で年0.002%程度です。
100万円あずけて20円です。これではお金はいつまでたっても増えません。
親世代(5~70代)が現役だった1980年~90年代は、なんと郵便貯金の金利が6.3%もありました。
これなら「元本保証でどんどんお金が増える銀行預金がいい!」ってなりますよね。
しかも以下チャートの通り、1980年~90年代は給料も右肩上がりで増えていましたし。
だから僕らの親世代は、お金を増やすためにあえてリスクを冒して投資をする必要性を感じにくかったんですね。
このように、今は銀行にお金を預けているだけではお金は増えないので、一定の生活防衛資金を貯蓄したら、あとは投資にお金を回すべきなのです。
理由その2:インフレが起こるとお金の価値は下がる
銀行に預けているお金はインフレが起これば価値が目減りしてしまいます。
インフレとは僕たちがいつも使っているモノやサービスの価格が上がることです。
参考:インフレ│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券
缶ジュースを例に説明しますね。
30年くらい前は自動販売機の缶ジュースは多くが100円でした。
しかし今はほとんどの缶ジュースが130円しますね。(たまにある激安自販機は横に^^)
これは缶ジュースの値段が30円上がった、つまりインフレが起こったということになります。
この場合の100円の価値は、30年前がジュース1本でしたが今はジュース0.77本です。
つまりインフレで物価が上がったため、100円の価値が約23%下がったのです。
インフレは今後も起こります。
日本政府と日本銀行は2%のインフレ(物価上昇)を目標に掲げています。
インフレになれば企業収益が上昇して労働者の給料が上がって消費が活発になり景気が良くなると考えられているからですね。
2%のインフレが起こると、今10,000円のゲーム機が10,200円払わないと買えなくなるということです。
一方で、銀行に10年間貯金をしても金利0.002%では10,000円は10,002円にしかならず、インフレ後のゲーム機を買うには198円たりません。
このような状況でお金が増えない銀行口座に貯金をしたままで本当に大丈夫でしょうか?
理由その3:伝統的な投資手法でおカネは増やせる
投資にはいくつか種類がありますが、その中でも長い歴史を持つのが「株式投資」です。
世界初の株式会社であるオランダの「東インド会社」が設立されたのは1602年です。
実に400年以上の歴史がありますが、この株式投資こそが確実におカネを増やしていく方法の一つなんです。
具体的には、次の方法で株式投資を実践をすることです。
- 世界中の株式に分散投資する
- 定期的に購入する(積み立てる)
- 10年以上の長期投資を続ける
この手法はかの有名な「ウォーレン・バフェット」も推奨している言わば「長期・分散・積立」の投資法ですね。
この3つを守って株式投資をすれば、2%のインフレを超えるリターンを得られる可能性は高いと言われています。
「長期・分散・積立」が効果的な理由
資本主義である以上、世界経済はこれからも成長を続けていくので長期的に見れば株価は上がっていきます。
これが「分散」の考え方です。
ちなみに世界は成長し続けるという考え方はこちらの書籍でデータをもとに証明されているので興味のある方はぜひお読みください。
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
- 発売日: 2019/01/01
- メディア: Kindle版
一方で短期的に見れば暴落や急騰のジグザクを繰り返しますが、株価の底値や天井を見極めるのはプロでも困難なので素人の僕たちでは100%ムリです。
だから購入タイミングを決めることをせず「ドルコスト平均法」でいつでも定期的に決まった額を購入します。
これが「積立」の考え方です。
そして「分散」と「積立」の効果を最大化してくれるのが「長期」です。
10年以上はどんな状況でも継続しましょう。
市場が暴落した時に狼狽売りなんて絶対にしてはダメですよ。
「積立」「長期」についてはこちらの書籍に詳しく書いてありますのでぜひ詳しく知りたい方はお読みください。(かなり分厚いです^^;)
「長期・分散・積立」投資の始め方
「長期・分散・積立」投資を実際に始めるなら「つみたてNISA」が一番オススメです。
つみたてNISAは国が用意した非課税で投資ができる超メリットのある制度です。
20年間という長期にわたって低コストかつ優良な投資信託を定期的に購入できるので活用しないとモッタイナイ!
気になる方は過去の記事で詳しく紹介しているのでぜひ読んでみてください^^
まとめ
今回は貯蓄ではなく投資をすべき理由3選を紹介しました!
- 銀行に預けてもお金は増えない
- インフレが起こるとお金の価値は下がる
- 伝統的な投資手法でおカネは増やせる
まだまだ日本人は貯蓄信仰が強いですが、日経新聞にはこんな記事もありました。
いい傾向
— ゆうすけ@株と仮想通貨と不動産投資 (@learntoushi) 2021年4月20日
→20~30歳代の若い世代を中心に、米株インデックス投資を始める人が増えている。楽天証券で1~3月に新しく口座を開設した人のうち、68%が20~30歳代だ。この世代の比率は2016年(51%)から大幅に増えたhttps://t.co/N7U03h6o4x
今後は中学生や高校生から投資を勉強して、社会人になったら既に1000万くらいの資産を持っている
そんな日本になるといいですね!
今回もお読みいただきありがとうございました!
ゆうすけ
※投資にはリスクがあります。元本割れするリスクもあるので実践する場合は自己責任でお願いします。
※投資結果を保証するものではありません。投資は自己責任でお願いします。