こんにちは、ゆうすけです。
Follow @learntoushi
先日、東京メトロが延伸するというニュースが流れましたね。
私は不動産投資を2年ほど勉強しており、
不動産価格に影響するような首都圏の再開発計画を細かくチェックしています。
今回はこの東京メトロ延伸によって不動産価値が激変しそうなエリアを紹介します!
- 東京メトロ延伸について知りたい
- 不動産投資にどんな影響があるか知りたい
- 今から都内で物件を探すならどのエリアがいいか知りたい
※本ブログの内容はあくまで私見です。
※本ブログの本内容に従って発生した不利益などについて当方では一切の責任は負いません。
※投資は自己責任でお願いします
東京メトロとは?
延伸を発表した東京メトロとはどんな企業なのでしょうか?
社名 | 東京地下鉄株式会社 |
---|---|
設立 | 2004年4月1日 |
所在地 | 東京都台東区東上野三丁目19番6号 |
売上高 | 2,696億円(2020年度) |
従業員数 | 9,881人(2021年3月31日現在) |
輸送人員 | 18.2億人(2020年度) |
事業内容 | 旅客鉄道事業の運営 関連事業の運営 流通事業(駅構内店舗、商業施設の運営等) 不動産事業(オフィスビルの賃貸等) 情報通信事業(光ファイバーケーブルの賃貸等) |
東京メトロは首都圏でもダントツの輸送人員を誇る優良鉄道会社です。
都内をクモの巣のように走る路線網を持っていて山手線外へ伸びる各私鉄と直通運転もしています。
どの路線が延伸するの?
9路線ある東京メトロネットワークの中で今回延伸するのは次の2つの路線です。
東京メトロ有楽町線(和光市~新木場)
東京メトロ南北線(赤羽岩淵~白金高輪)
こちらが延伸ルートの全体図です。
有楽町線は豊洲駅で分岐して北上し、半蔵門線の住吉駅まで直結します。
南北線は終点の白金高輪駅から一駅だけ延伸して、品川駅が終点になります。
「そもそもなんで今ごろ新しい路線を作るのか?」
こう思う人も多いと思うので今回の延伸の背景を紹介します。
有楽町線の延伸は予定通り
2路線が同時に発表されましたが、有楽町線の延伸はずっと前から予定されてました。
国の都市交通審議会答申第15号(昭和47年)において初めて答申されました。
と記載されているように、50年近く前から国は計画していたのです。
しかしその後のバブル経済の崩壊や帝都高速度交通営団(現・東京メトロ)の民営化などにより建設計画は凍結されていました。
(東京メトロは民営化時に「新線建設はしない」と宣言していました)
それが東京オリンピック誘致が決まった2013年頃から再度延伸の機運が高まって、東京都や国が建設を東京メトロに促してきました。
そして2022年1月28日に東京メトロが事業申請をするに至ったというわけです。
(個人的には国と東京都の圧力に屈した感が強いですね)
南北線の延伸は予定外
有楽町線と異なって南北線の品川延伸は最近出てきた計画でした。
品川への延伸がぶち上がった主な理由は次の2つです
- 品川は山手線で有数の駅なのに地下鉄が通っていない
- リニア中央新幹線の始発駅になる
こうした背景から国と東京都が検討を始めて、2021年の交通政策審議会*1で事業化を指定されたというわけです。
そこからあっという間に事業化への調整が進んで、2022年1月28日の東京メトロの発表に至りました。
つまり有楽町線延伸は50年かけて地元の江東区や東京都が進めてきた悲願の路線ですが、
南北線は国の政策的な側面が強い路線ということです。
これまでの経緯は違う2つの路線ですが
どちらも完成時期は2030年代を予定しています。
延伸で価値が上がりそうなエリアはどこ?
それでは不動産投資の観点で今回の延伸はどう影響するのか?
ズバリ言うと江東区で設置される3つの新駅のうち、完全新設の2つの駅周辺が大化けすると予想しています。
理由はシンプルで今まで最寄り駅まで徒歩10分以上だった物件が駅チカ物件に化けるからです
新駅設置が見込まれるエリアは次の2つです。
江東区塩浜付近
江東区千石付近
どちらのエリアもこれまで23区の陸の孤島のような立地で主な移動手段は路線バスというエリアでした。
(私も営業職をしていたときに江東区を回っていたのでよく知っているエリアです)
SUUMOやホームズなどでこのエリアを検索してみてください。
ほとんどの物件が駅徒歩15分前後になっています。
賃貸物件(特に単身者向け)は駅徒歩10分を超えると集客が落ちるので家賃は低くなります。
逆に徒歩7分以内に入ると集客がよくなるので家賃相場は上がる傾向にあります。
今が徒歩15分ということは家賃相場は23区内でかなり低い部類でしょう。
これが徒歩7分に化けたら?
きっとこのエリアの物件の家賃相場は上がるでしょう。
しかも有楽町線沿線なので有名駅へ一本で出られるというネームバリューも付きます。
江東区塩浜エリアと江東区千石エリアは今から大注目のエリアだと言えますね。
今から都内で投資物件を探す人は上記のエリアも検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
今回は東京メトロ延伸によって化ける可能性のあるエリアを紹介しました。
新しい駅ができるとその周辺の不動産価値は必ず上がります。
そして駅ができる前に既に上がっている場合が多いです。
東京メトロ有楽町線と南北線の新線が完成するのは2030年代とまだ10年以上先です。
今から周辺エリアをリサーチして、不動産投資の物件探しをしてみるのも良いですね。
今回の記事が良かった!という方はぜひTwitterフォローと「読者になる」ボタンのクリックをお願いします!
ゆうすけ
※関連記事
不動産投資にやってはいけない方法があります
あっちから来る不動産投資話には気をつけましょう
持ち家と賃貸どちらがいいかコストから考える
投資物件でも同じ後悔はあります
*1:※交通政策審議会=国土交通省の審議会で新線建設や延伸をすべき鉄道路線を提言する機関