資産運用リーマンブログ

資産運用が大好きな現役サラリーマンによる投資実践ブログ

【2026年2月速報】日銀、ついにETF売却開始!「保有株放出」で日本株は暴落するのか?徹底シミュレーション

こんにちは、ゆうすけです。

2026年2月、寒さが厳しい日が続きますが、株式市場にはもっと背筋が凍るようなニュースが飛び込んできましたね。

「日銀、保有ETFの売却を開始」

日経新聞の報道によると、2026年1月に日銀がついに保有するETF(上場投資信託)の一部、約53億円相当を処分したとのこと。

長年、アベノミクスの「異次元緩和」で日本株を買い支えてきた“最大のクジラ”である日銀が、ついに売り手に回ったわけです。SNSや投資仲間の間でも「日銀が売り始めたら、日本株は暴落するんじゃないか?」「今のうちに逃げたほうがいい?」といった不安の声が聞こえてきます。

結論から言います。
「パニック売りは厳禁。むしろ、この売却は健全な株高への第一歩」です。

なぜそう言えるのか?
今回は、日銀のETF売却の「本当の規模感」や「売却の仕組み」を数字で徹底的に解剖し、私たち個人投資家がこれからどう立ち回るべきか、2026年最新の視点で解説します。

 

1. ニュースの深掘り:日銀は何をしたのか?

まずは、報道されている事実を正確に把握しましょう。
「日銀が売った!」という見出しだけで震え上がってはいけません。

売却額「53億円」の正体

報道によると、日銀は2026年1月に約53億円のETFを売却しました。
「53億」と聞くと大金に聞こえますが、日銀が保有しているETFの総額(時価)をご存知でしょうか?

2026年初頭の時点で、日銀の保有残高は時価で約70兆円規模と言われています(簿価でも約37兆円)。

▼ 日銀保有額(70兆円) vs 今回の売却額(53億円)

日銀保有総額 (約70兆円)100%
デカすぎる...
今回の売却額 (53億円)0.0075%
 
← 見えますか?ここです(※イメージ)

※53億円÷70兆円=約0.0075%。お風呂のお湯からスポイト一滴を抜くレベルです。

計算してみましょう。
53億円 ÷ 70兆円 = 約0.0075%

これ、お風呂のお湯(70兆円)から、スポイト一滴(53億円)を抜いた程度の量なんです。まずは「なんだ、その程度か」と冷静になることが大切です。

そもそも、なぜ売り始めた?

日銀がETFを買い始めたのは2010年。特に2013年以降のアベノミクスで「デフレ脱却」のために大量に買い入れました。
しかし、2024年以降、日本経済はインフレ基調が定着し、企業業績も好調。日経平均も史上最高値圏で推移しています。

今の日本株は、もう日銀という「点滴」がなくても自力で歩ける状態なんです。
今回の売却は、「平時に戻すための準備運動(テスト)」が始まったと捉えるのが正解です。

2. 暴落は起きる?「出口戦略」の仕組みをシミュレーション

投資家が一番怖いのは、「日銀が市場でドカドカ株を売ってくる(=株価が下がる)」ことですよね。
しかし、今回の売却スキームを見る限り、その心配は今のところ不要です。

市場では売っていない?

今回売却された53億円分。実は、東京証券取引所などの「市場」で売られたわけではない可能性が高いです。

▼ 市場への衝撃を与えない「ステルス売却」ルート

日銀
(ETF保有)
信託銀行
(分配金換金など)
企業・市場外
(自社株買い等)
結果:市場(東証)には売り注文が出ない!
むしろ自社株買いなら株価プラス要因

特に重要なのが「自社株買い」への活用です。
もし日銀が「市場を通さずに、企業に直接株を渡す(企業はそれを消却する)」のであれば、市場への売り圧力はゼロ。むしろ、1株あたりの価値(EPS)が上がるので、株価にはプラスに働きます。

もし「全額」売るとしたら何年かかる?

仮に、日銀が本気で保有株を処分し始めたとします。
市場に衝撃を与えないよう、年間3兆円(かつての買い入れ額のペース)で売却したとしても、70兆円を売り切るには23年以上かかります。

▼ 70兆円を売り切るまでの長い道のり

現在 (残り70兆円)
 
10年後 (残り40兆円) ※年3兆円ペースの場合
 
20年後 (残り10兆円)
 
完済まで約23年...気が遠くなりますね。

日銀もバカではありません。「自分の売りで株価を暴落させて、日本経済を冷やす」なんて本末転倒なことは絶対に避けます。
つまり、「私たちが気づかないレベルのスピードで、数十年かけてゆっくり減らしていく」のが現実的なシナリオです。

3. 2026年、投資家が狙うべき「ポスト日銀」銘柄

日銀のETF売却が始まった世界(2026年〜)では、選ばれる銘柄の基準が変わります。
これまでのように「日経平均全体を買っておけば、日銀が上げてくれる」という相場は終わりました。

狙い目 理由・特徴 代表セクター
自社株買い
積極企業
日銀からの「売り」を直接引き受ける体力がある。
市場を通さず株数を減らせる。
通信
商社
自動車
累進配当
高配当株
株価が下がれば利回りが上がり、買い支えが入る。
「日銀が売っても欲しい」と思わせる魅力。
金融(銀行)
通信
商社

① 積極的な「自社株買い」をする企業

先ほど触れたように、日銀の出口戦略の有力な引受先は「上場企業自身」です。
豊富なキャッシュを持ち、「日銀さん、うちの株を買い戻しますよ」と言える企業は、市場を通さずに株数を減らせるため、株価上昇圧力が強まります。

② 累進配当・高配当株

日銀が売るということは、需給面でのサポートが弱まるということ。
そんな時、株価の下支えになるのは「配当利回り」です。

株価が下がれば配当利回りがアップするため、個人投資家(新NISA勢)や機関投資家の買いが入ります。
「日銀が売っても、利回り4%なら欲しい!」という買い手が多ければ、株価は崩れません。

4. 個人投資家がやってはいけない「3つのNG行動」

今回のニュースを受けて、絶対に避けるべき行動をまとめました。

NG①:ニュースの見出しだけで「全解約」

「日銀売却=暴落」と短絡的に考えて積立NISAやiDeCoを止めるのは、資産形成の自殺行為です。売却規模は誤差レベルです。

NG②:レバレッジ型の「空売り」全力

ダブルインバースなどの全力買いは危険。企業の「稼ぐ力」は成長しています。踏み上げ(株価上昇で損失拡大)リスクが高いです。

NG③:低PBR・低収益企業の放置

日銀の買い支えがなくなると、実力のない企業は容赦なく売られます。これを機に「増配銘柄」や「S&P500などの王道」へ資金を寄せましょう。

5. よくある質問(Q&A)

ブログのコメント欄やX(Twitter)でよく頂く質問に答えます。

Q1. それでも、やっぱり心理的には株価下がりますよね?

A. 短期的には「調整」があるかもしれません。
「日銀が売る」という事実だけで、海外の短期筋(ヘッジファンド)が売り仕掛けをしてくる可能性はあります。
ですが、それは「絶好の押し目買いチャンス」です。企業の業績が悪くなったわけではないので、バーゲンセールだと思って拾いましょう。

Q2. 日銀が持っているETFの中身って何ですか?

A. ほとんどが「TOPIX連動」と「日経平均連動」です。
初期は日経平均型を多く買っていましたが、途中からTOPIX型メインに切り替えました。ですので、影響があるとしても特定の銘柄ではなく、日本市場全体に薄く広く分散されます。

Q3. ゆうすけさんはポートフォリオを変えましたか?

A. 全く変えていません。
私のポートフォリオは「米国株式(S&P500)」がメインです。
今回のニュースは日本株の話ですが、グローバルな視点で見れば日本市場の変化は米国株投資家としても無視できません。
しかし、長期的な成長エンジンとしてS&P500を選んでいる戦略に揺るぎはありません。今の積立額を淡々と維持するだけです。

まとめ:これは「日本株の自立」への卒業式だ

今回のニュースのポイントは以下の3点です。

  • 売却額はごくわずか: 70兆円のうちの53億円(0.007%)。市場へのインパクトは皆無に近い。
  • 売り方は慎重: 市場で乱暴に売るのではなく、時間をかけて、あるいは市場外(自社株買い等)で処理される。
  • チャンスの到来: 「日銀依存」の相場から、「業績相場」への転換点。実力のある企業が評価される時代へ。

私はS&P500をメインに投資していますが、今回の日銀の動きをポジティブに捉えています。
これまで日本株は「どうせ日銀という官製相場だろ?」と海外から揶揄されることもありました。
しかし、日銀が出口に向かうということは、「もう支えがなくても、日本経済は大丈夫だ」という自信の表れでもあります。

恐れる必要はありません。
「日銀が売るなら、俺が買う!」くらいの気概で(もちろん資金管理は徹底して)、優良資産を持ち続けましょう。

(執筆:2026年2月4日 / ゆうすけ)