こんにちは、ゆうすけです。
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皆さんは「つみたてNISA」をやっていますか?
僕は制度開始からやっていますが、最近NISA口座を持っている金融機関をSBI証券から楽天証券に変更しました。
そこで今回は次のような方向けに、どのように僕がつみたてNISAの金融機関をSBI証券から楽天証券に変更したのかを紹介します!
1.NISA口座って変えられるの?
結論、NISA口座の金融機関は変更できます!
↓↓このように金融庁サマがお墨付きをくださってます^^
ただしジュニアNISAだけは金融機関の変更はできません。
※正確には変更は出来ますが、現口座を「廃止」して別の金融機関でジュニアNISA口座を新規開設することになるんで廃止された口座に入っていた資産に課税されちゃいます。そうなるとNISAのメリットがなくなるので実質「変更できない」ということです。
⚠注意⚠
年に一回でもNISA枠を使用すると、その年の10月以降でないと金融機関の変更手続きはできません。
つまり2021年に入って既に一回以上NISA口座で積み立てていたら金融機関の変更は2021年10月まで変更できないので注意しましょう。
2.SBIから楽天に変えた理由
SBI証券から楽天証券にNISA口座を変えた理由はたった一つ
楽天ポイントを貯めるためです(笑)
楽天証券では楽天カード支払いでつみたてNISAができます。
これを利用すると、つみたてNISAは上限額が年間40万円なので年4000ポイントの楽天ポイントが貯まることになります。
なんと20年間のつみたてNISA期間で80,000ポイント貯まるんです!(楽天改悪が無ければ…)
つまり、SBI証券に特に不満があったわけではなく 楽天証券に大きなメリットがあったので変えたというワケです。
なんなら楽天ポイントをに抜きにすれば楽天証券よりSBI証券の方が良いと思っています。(理由はここでは割愛)
3.金融機関を変えるデメリット
このような経緯でNISA口座の金融機関を変えた僕ですが、変えることにもデメリットはありました。
- ①購入済の商品が移行できない
- ②手間と時間が掛かる
- ③変更手続き中は積立が止まる
①購入済の商品が移行できない
金融機関を変える場合、既に購入済の商品は次のNISA口座へ移行できません。
非課税運用を続けたければ変更前の金融機関に置き続けることになります。
なので僕はSBI証券に過去の投資信託を保有したまま、楽天証券で新たに積立をしています。
確かにそれは可能ですが、新しい口座で購入し直した金額分のNISA購入枠を消費してしまいます。(下図参照)
僕はSBI証券も米国ETF取引で利用しているので残していますが、
「この証券会社とはもうオサラバしたい!」
という方は以下の2択から選ぶことになるので注意が必要ですね。
・NISA枠を消費してでも移行する
・売却して一旦利確して、0から次の口座でつみたてを始める
②時間と手間が掛かる
僕の場合、変更手順をスタートしてから完了まで4週間くらいかかりました。
ただしこれは年末年の休みが影響しているので、一般的には2~3週間で移管が完了するようです。
さらに何回か紙の資料を郵送する必要があります。
楽天証券はレターキットのような形で送ってきてくれるので親切なほうだと思いますが、それでもやはり手間はかかります。
僕は20年間で8万の楽天ポイントを得られる費用対効果を考えて変更することにしましたが、こういった作業が苦手な方は注意した方が良いかもしれません。
③変更手続き中は積立が止まる
変更手続きのタイミングにもよりますが2~3回は積立が止まります。
僕の場合は今年1月、2月の2回分の積立が止まりました。
この内訳は旧NISA口座の停止→次のNISA口座開設の間に1回、
新NISA口座開設→つみたて設定→つみたて開始の間に1回です。
これによるデメリットはドルコスト平均法の機会損失がある点ですね。
ただし、この止まっていた間のNISA枠は積立再開後に繰り越しで追加拠出することができます!
例えば、僕は今年の1,2月の2回分が止まりました。
この場合は3~12月の10か月間で年40万円の枠を使えることになるので今年は毎月4万円ずつ積み立てています。
枠が使いきれるのでこのデメリットの影響は小さいと僕は判断しました。
4.NISA口座の金融機関変更する時の手順
それではついに具体的なつみたてNISAの金融機関の変更手順をご紹介します!
ちなみにこれから紹介する手順は既に楽天証券に口座を持っている場合です。
まだ口座を持っていない方は手順が少し違うので楽天証券公式サイトをご確認ください。
- ①SBIに電話する
- ②楽天にNISA口座開設の申請(金融機関変更)をする
- ③SBIから書類が郵送で届く
- ④楽天から書類が届く
- ⑤③の書類を添付して④で届いた楽天書類を送る
- ⑥楽天証券サイトの表示が「税務署による審査中」に代わる
- ⑦開設完了の連絡が来る
- ⑧銘柄を選択して積立設定をする
①SBIに電話する
まずはSBI証券に必要書類(勘定廃止通知書または非課税口座廃止通知書)を請求します。
この請求は電話受付のみなのでカスタマーセンターに電話します(Webやメールでは受け付けていません)。
電話番号などは以下の公式リンクを参照してください
SBI証券に開設しているNISA口座を他社に移すことはできますか? : SBI証券
②楽天にNISA口座開設の申請(金融機関変更)をする
①と同時並行で楽天証券にNISA口座開設の申請をします。
①と②を同時並行でやっておくと以降の③④⑤がスムーズに進みます。
③SBIから書類が郵送で届く
電話してから約1週間で届きます。
中身を見てしっかり勘定廃止通知書または非課税口座廃止通知書と書かれているか確認しましょう。
④楽天から書類が郵送で届く
これも一週間くらいで届きます。
ただし楽天証券の総合取引口座の開設も一緒に申し込んだ場合はマイナンバーの登録などがあるのでもう少しかかるかもしれません。
⑤③の書類を添付して④で届いた書類を楽天に返送する
③でSBI証券から届いた勘定廃止通知書または非課税口座廃止通知書を添付して、④で届いたNISA口座申込書類を楽天に返送します。
⑥楽天証券サイトの表示が「税務署による審査中」に代わる
楽天証券にログインして、ホーム画面の中段あたりにある↓このボタンをクリックします
このように今の申請状況が分かります。
書類が受領されて「税務署審査中」になると、そこから約1週間ほどかかります。
(キャプチャは既に開設済の状態です)
⑦開設完了の連絡が来る
登録したメールアドレス宛に
「つみたてNISAの開設手続きが完了しました」
という件名で楽天証券からメールが届きます。
これでNISA口座の移管手続きは完了です!
⑧銘柄を選択して積立設定をする
あとは楽天証券にログインをして、積立する投資信託を選んで積立設定をすれば全ての手続きが完了です!
楽天証券での積立設定の手順についてはこちらの記事に詳しく書いているのでぜひ参考にしてみてください^^
お疲れさまでした~!
5.まとめ
いかがでしたでしょうか??
手順は多く見えるかもしれませんがやってみたら単純作業だったので負荷はあまりありませんでした。
時間が掛かるのは少しネックですが、それで失うのは2回の積み立て機会くらいですしね。
もし今●村証券や大●証券などでつみたてNISAをやっていて「選べる銘柄が少なすぎる!」と不満がある方は金融機関変更を検討してみてはいかがでしょうか^^
もちろん今回は楽天証券への変更方法を紹介しましたが、SBI証券も僕は使っていますのでオススメです。
何より手数料最安で米国S&P500連動のSBIバンガード・ファンドは楽天証券では買えないので気になる方はSBI証券への移管もアリですね!
- つみたてNISAの金融機関変更はできるので柔軟に動こう!
- 約2~3週間の変更手続き中は積立がストップするけどNISA枠は全額使える!
- 今の証券会社に不満があるなら楽天証券やSBI証券に変更しよう!
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ゆうすけ