こんにちは、ゆうすけ(@learntoushi)です。
今回は積立投資を始める時にまず選びたいインデックスファンドを紹介します!
僕もインデックスファンドの積立投資を4年以上続けていますが、スタート当時は…

とファンドの選び方が全く分かりませんでした!
そこで今回は当時の僕と同じように
「投資は始めたいけどファンド選びが分からない…」
という方向けにインデックスファンドの選び方とおすすめ6選を紹介します!
- インデックスファンドの選び方が分からない
- 長期の積立投資に向いているインデックスファンドが知りたい
- インデックスファンドの商品別の特徴が知りたい
なお、本記事では投資信託に絞ってインデックスファンドを紹介します。
おすすめETF(上場投資信託)はまた別でまとめるので楽しみにしていてください!
※本記事は投資によるリターンを保証するものではありません
※投資はあくまで自己責任でお願いします
インデックスファンドを選ぶ時の3つの基準
まずはインデックスファンドを選ぶ時の3つの基準について解説します。
①手数料 :信託報酬0.3%以下
②純資産額 :30億円以上
③投資エリア :先進国 or 米国 or 全世界
詳細に入る前に「インデックスファンドってなに?」という方はまずはこちらの記事をぜひご覧ください!
①手数料の安さ
手数料の安さは超大事です。
なので、手数料は以下条件を満たすインデックスファンドを選びましょう。
販売手数料:無料(最近はほぼ全て無料です)
信託報酬:0.3%未満
インデックスファンドの運用方法である「長期投資」では手数料が運用成績に大きく影響します。
例えば毎月1万円×30年間を年利5%で積み立てた場合、信託報酬が0.3%と1.5%では150万円近い差が最終積立金額に出ます。
(参照元:楽天証券 積立かんたんシミュレーション)
投資では手数料を出来るだけ低くすることが鉄則です。
本記事で紹介するインデックスファンドは0.3%どころか0.1%前後の最低水準のモノばかりですのでぜひ参考にしてみてください!
②純資産額
ファンドが公開している情報に必ず「純資産額」という項目があります。
この純資産額が30億円未満のファンドは避けたほうがいいでしょう。
純資産額:30億円以上
ファンドの純資産額とは投資家から集めている資金の総額です。
つまり
純資産額が高い
= 多くの資金が集まっている
= 人気がある(信頼されている)
というバロメーターでもあります。
純資産額が重要な理由は主に2つあります。
・経費率が抑えられる
・償還(廃止)のリスクが軽減される
純資産1億円のファンドも1000億円のファンドも運用にかけるコストや労力はほとんど同じです。
だから資産額が大きい方が経費率が下がって運用会社も採算が取れるようになりますし、投資家が負担する手数料も安くなり、結果的にもっと資金が集まるという好循環が生まれます。
一方で資産の少ないファンドは採算が取れず、最悪の場合は強制的に償還(廃止)されて資金が強制的に払い戻しになることもあります。
(僕も2年前に投資していた新興国ファンドが償還の憂き目にあいました…泣)
③投資する対象やエリア
長期投資でリターンを得るには長期的に成長するエリアに投資をすることが大事です。
株価は経済成長に比例しますから、これからも経済成長する3つのエリアを僕は選んでいます。
投資エリア:米国 or 先進国 or 全世界
それぞれを勧める理由は長くなるので笑、シンプルに書くと
◆米国:世界の株式市場の6-7割を占めていて、過去100年以上に渡って右肩上がり成長
◆先進国:米国に加えて約20ヵ国の先進国が対象で、世界市場の9割に分散投資が可能
◆全世界:新興国も含めた全世界の経済成長を取り込む、究極の分散投資が可能
逆に日本国内や新興国単体をおすすめしない理由は「成長見込みが薄い」「分散効果がない」の2点です。

その通り!僕もそう思っているので新興国も含めた全世界を投資対象エリアにしています。
一方で、政情不安などを考えると新興国だけへの投資はハイリスク、というのが僕の考えです。
この辺は個人個人の考え方で選んでもらえればいいと思います。
なお投資対象エリアはどの指数(インデックス)に連動するファンドかチェックすれば分かります。
インデックスについては過去にも解説しているので合わせてぜひご覧ください!
最後にもう一度インデックスファンドを選ぶ基準をまとめておきます!
①手数料 :信託報酬0.3%以下
②純資産額 :30億円以上
③投資エリア :先進国 or 米国 or 全世界
次に、この基準に沿って③の投資エリア別におすすめインデックスファンドを紹介します!
おすすめインデックスファンド6選+おまけ2選
それでは積立投資を始める時におすすめのインデックスファンドを6本紹介します!
米国
①SBI・V・S&P500
②楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
先進国
③eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
④SBI・先進国株式インデックス・ファンド
全世界
⑤eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
⑥SBI・全世界株式インデックス・ファンド
一つずつ詳しく解説していきましょう!
米国株式
①SBI・V・S&P500
ファンド名称 | SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(相性:SBI・V・S&P500) |
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手数料(信託報酬率) | 0.0938%程度 |
純資産額 | 約1611億円(2021年3月31日時点) |
連動インデックス | S&P500 |
構成銘柄トップ10 |
(参照元: 第1期 運用報告書) |
「SBI・V・S&P500」は米国の代表的な上場企業500社に投資できる指数「S&P500」に連動したインデックスファンドです。
「S&P500」連動の投資信託は他にもありますが、中でもこのSBI・Vシリーズは手数料が安すぎ…
他の人気ファンドとして有名な「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は手数料が0.968%で、こちらも最安クラスですね
0.03%はもはや誤差なのでどちらを選んでも問題はありませんが僕が購入しているのはSBI・Vシリーズなのでピックアップしました^^
②楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
ファンド名称 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) |
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手数料(信託報酬率) | 0.162%程度 |
純資産額 | 1882億円(2021年1月29日時点) |
連動インデックス | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
構成銘柄トップ10 |
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楽天VTIは、世界有数の資産運用会社である米国バンガード社のETF「VTI」をマザーファンドとして運用している投資信託です。
VTIはS&P500よりも更に多い米国上場企業4000社に分散投資をしているので「米国をまるごと買っている」と考えて良いです。
一つだけ弱点があるとすれば手数料で、0.16%は基準内ですがやや高めですね。
解決策として、同じVTIに連動するインデックスファンドが2021年6月15日にSBI・Vシリーズとして発売されます。
こちらの手数料がさすがの0.09%台です。
今からVTI連動ファンドを買うならSBI・Vシリーズを購入するのもアリですね。
先進国株式
③eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
ファンド名称 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
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手数料(信託報酬率) | 0.1023%程度 |
純資産額 | 1246億円(2020年10月30日時点) |
連動インデックス | MSCIコクサイ・インデックス |
構成銘柄トップ10 |
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このファンドは僕がつみたてNISAを始めた時から4年間ずっと購入しているインデックスファンドです。
手数料も低いしパフォーマンスも良いので文句の付けどころがないですね。
対象エリアは米国を含む先進国22か国・地域で、約70%を占める米国の成長を取り込みつつ、米国1点張りよりは分散効果もあるという優れものです。(日本は入っていません)
④SBI・先進国株式インデックス・ファンド
ファンド名称 |
SBI・先進国株式インデックス・ファンド(雪だるま(先進国株式)) |
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手数料(信託報酬率) | 0.1022%程度 |
純資産額 | 52億円(2021年4月30日) |
連動インデックス | FTSE ディベロップド・オールキャップ・インデックス |
構成銘柄トップ10 |
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このファンドは新しめの先進国インデックスファンドです。
この「雪だるま(先進国株式」をピックアップした理由はもう一つの「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」と連動インデックスが違うからです。
同じ先進国インデックスファンドでも、連動インデックスが違うファンドを比較することで更に勉強にもなると思うので参考にしてください。
ちなみに、純資産額が約50億円と他のファンドと比べると少なめですが順調に増加しているので償還リスクは低いと思います。
全世界株式
⑤eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
ファンド名称 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
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手数料(信託報酬率) | 0.1144%程度 |
純資産額 | 521億円(2020年10月30日時点) |
連動インデックス | MSCI オールカントリー・ワールド・インデックス |
構成銘柄トップ10 |
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先進国パートでも紹介したeMaxis slimシリーズの全世界版です。
このシリーズは手数料が低いのでオールジャンルで選びたくなる良ファンドですね。
対象エリアを見ても世界中に分散投資できることが分かると思います。
これで手数料0.11%…!(拍手)
⑥SBI・全世界株式インデックス・ファンド
ファンド名称 | SBI・全世界株式インデックス・ファンド (愛称:雪だるま(全世界株式)) |
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手数料(信託報酬率) | 0.1102%程度 |
純資産額 | 255億円(2021年6月14日時点) |
連動インデックス | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス |
構成銘柄トップ10 |
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「SBI雪だるま(全世界株式)」も手数料が低くて全世界分散投資が可能な優良ファンドです。
先述のeMaxisと比較するとやや米国比率が低くなっていて(58%→53%)、よりエリア分散が効いていますね。
手数料はどちらもほぼ変わらないので、自分の好みで選んでOKです。
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という声もありますよね笑
なので、おまけで日本株式インデックスファンドを2本、詳細省略で紹介します!
日本国内株式
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
ファンド名称 | eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) |
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手数料(信託報酬率) | 0.154%程度 |
純資産額 | 214億円(2020年10月30日) |
連動インデックス | TOPIX(東証株価指数) |
構成銘柄トップ10 |
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ニッセイ日経平均インデックスファンド
ファンド名称 | ニッセイ日経平均インデックスファンド |
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手数料(信託報酬率) | 0.154%程度 |
純資産額 | 188億円(2021年2月時点) |
連動インデックス | 日経225(日経平均) |
構成銘柄トップ10 |
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まとめ
いかがでしたでしょうか!?
今回はインデックスファンドを選ぶ基準と、おすすめのインデックスファンド6本+おまけ2本を紹介しました!
①手数料 :信託報酬0.3%以下
②純資産額 :30億円以上
③投資エリア :先進国 or 米国 or 全世界
米国
①SBI・V・S&P500
②楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
先進国
③eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
④SBI・先進国株式インデックス・ファンド
全世界
⑤eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
⑥SBI・全世界株式インデックス・ファンド
ちなみに本記事で紹介したインデックスファンドを買うなら、2つのネット証券がおすすめです!
さらには米国インデックスファンドの「SBI・V」シリーズは現状SBI証券でしか購入できないので口座開設だけでもやっておくと良いと思います。
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ゆうすけ