こんにちは、ゆうすけです。
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最近、米国のナスダック指数連動のインデックスファンドに積立投資を始めました。
スッキリとキャッシュが手元に返ってきたのでナスダック投信を購入。来月からカード積立開始だから今月分は現金購入💴#レバナスはやりません
— ゆうすけ@投資ブロガー/株/仮想通貨/不動産 (@learntoushi) 2022年5月20日
今回は2017年から積立投資を行っている私が始めたナスダック連動ファンドについて紹介します!
- ナスダック指数について詳しく知りたい
- どのようなナスダック指数連動ファンドがあるのか知りたい
- ナスダック連動ファンドが買える証券会社を知りたい
※本記事は個人の見解です
※投資判断は必ず自己責任でお願いします
ナスダックってなに?
ナスダック(Nasdaq)とは1971年に米国で設立された証券取引所です。
従来の取引所のような立会場がなく、電子取引のみの取引所で当初はIT新興企業向けでしたが、
最近ではGAFAM(Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft)を中心に時価総額の大きい企業が多く上場しています。
米国にはもう一つの市場である「ニューヨーク証券取引所(NYSE)」がありますが、ナスダックはハイテク企業が多いのが特徴です。
ナスダックは90年~00年初頭のITバブル、10年代はGAFAの台頭によって米国の代表的な企業30社の指数である「ダウ平均」より成長率の高い市場となっています。
今回私が積立投資を始めたのは、このナスダック市場に上場している代表的な企業100社の株価をもとにした指数「ナスダック100」に連動する投資信託です。
なお、ナスダック市場の指数にはもう一つ「ナスダック総合指数」がありますが値動き自体は大きく変わりません。
ただ、評価額としては大型株を中心とした「ナスダック100」の方が高い傾向があります。
- 1971年に設立された米国の証券取引所
- ITハイテク企業が多く上場
- 指数(インデックス)は「ナスダック100」と「ナスダック総合」の2種類
ナスダック投資信託のメリット・デメリット
次に私が積立投資を始めたナスダック指数連動の投資信託のメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
ここの内容は投資信託とETFの違いが分かっていると理解しやすいので
「ETFってなに?」
という人は、先にこちらの記事を読んでから先に進むことをおすすめします。
ナスダック投資信託のメリット
- 少額から購入できる
- 円建てで購入、保有できる
- ドルコスト平均法が活かせる
少額から購入できる
投資信託は100円から購入できるので少ない資金からでも始めることができます。
投資信託は市場で購入できる株価や単位(株数)が決められている企業の株式やETF(上場投資信託)と違って、決まった価格で購入することが出来ます。
その最小単位が100円~であるファンドが多いので、資金や入金力がまだ少ない人でも手軽に購入できる点がメリットの一つです。
円建てで購入、保有できる
ナスダック指数は米国に上場している株式の詰め合わせパックですが、
私が積立している投資信託ならドル建てでなく円建てで購入できます。
ナスダック連動の米国ETFを購入する場合は、円をドルに替える必要がありますが、それに手間や時間や手数料がかかります。
保有時もドル建てになるので売却して日本円にするときは再び両替コストと手間がかかることになります。
それが投資信託なら円でそのまま買えますし、保有も円建てなので両替コストがかかりません。
資産運用において手数料と手間はなるべく少ない方がいいですね。
ドルコスト平均法が活かせる
投資信託なら決まった金額分を毎月購入することが出来るので、
安い時は多く買って、高い時は少なく買うことで長期的な成長で資産を増加させるための手法である「ドルコスト平均法」を活かすことができます。
ETFは購入単位が大体1株と決まっているので、1株を2株買うには株価が50%下がらないと買えません。
また、値上がりしたら毎月買える価格をオーバーして購入数がゼロになります。
つまりETFでは「0か100か」でしか買えないので、「ドルコスト平均法」を活かすのは難しいですね。
ナスダック投資信託のデメリット
次にナスダック投資信託のデメリットを3つ紹介します。
- 値動きが激しい
- 為替の影響を受ける
- 手数料がETFよりも高い
値動きが激しい
ナスダック市場はITハイテク銘柄や中小新興企業が多いため、株価の値動きが激しいです。
そのため連動するナスダック指数もダウ平均やS&P500よりも値動きが激しくなることが多いです。
上昇や下落がたびたび起こると、投資家としては結構メンタルがやられますよね。
ただし私が今回ナスダック投資信託に投資した目的は「長期投資」です。
米国市場は、短期的に下落しても長期で見れば米国市場は成長すると私は思っていますし、ハイテク企業がその中心にいることも間違いないと見ています(あくまで個人の見解なので投資判断は自己責任で)。
長期でコツコツと投資をすると決めれば短期的な下落に右往左往することは無いので積立投資をする時は「長期」を必ず意識しましょう。
為替の影響を受ける
円建てで購入できるナスダック投資信託でも、投資先の株式はドル建てで運用されています。
なので為替(ドル円相場)が上下すると投資信託の資産額も株価が動かなくても上下します。
この記事を書いている2022年5月21日時点のドル円相場は1ドル=128円程度です。
しかし2ヶ月前は1ドル=110円ほどでした。
これだけで米ドル資産は16%ほどアップしました。(一方で米国株が下落したのでプラマイはトントンですが汗)
このようにドル円相場が動くだけで米国株のインデックス投信は資産が増えたり減ったりするので要注意です。
もし為替の影響をなくしたいなら「為替ヘッジあり」という表記がある投資信託を選べば為替変動の影響は最小限に出来るので検討の余地ありでしょう。
ただし「為替ヘッジあり」は円安ドル高になったときのプラス分も無くなりますし、調整に手間がかかるので手数料(信託報酬)も高めになりがちです。
手数料がETFよりも高い
投資信託はETFと比較すると手数料がやや高いです。
ナスダック指数に連動する代表的な米国ETF、東証ETF、投資信託の手数料の比較表がこちらです。
手数料 | メモ | |
---|---|---|
米国ETF | 0.2%台 | 経費率 |
東証ETF | 0.2%台 | 経費率 |
投資信託 | 0.4%台 | 信託報酬 |
このように投資信託は倍近い手数料が毎月かかります。
ただ、先に紹介したメリットとデメリットを考慮するとこの「0.2%」の差は許容範囲だと私は考えています。
特にドルコスト平均法がETFでは活用できないので、長期投資家としてはここは大きな差になりますね。
ナスダック投資信託の比較と私の購入銘柄
最後に日本で購入できる代表的なナスダック連動の投資信託はこの3つです。
iFreeとeMAXISの2つが老舗のナスダック投信ですね。
一方でPayPay投信は、昨年にスタートした新しいファンドです。
いずれもナスダック指数連動なので、3つのファンドの構成銘柄はほぼ同じです。
違いは上の比較表で示した信託報酬額と純資産額、そして購入できる証券会社の3点ですね。
信託報酬額で選べばPayPay証券
純資産額と購入できる証券会社で選べばiFreeNEXT
このどちらにするかで悩みましたが、私はPayPay投信を選びました。
PayPay投信は純資産額こそ少ないですが、開始から順調に増加しています。
そして何より手数料である信託報酬が最安です。
0.08%は微々たる差のように思えますが、長期ではジャブのように効いてきます。
そして購入できる証券会社については、私はSBI証券のクレカ積立で始めることにしていたのでPayPay投信で問題ありませんでした。
SBI証券のクレカ積立はポイント還元が楽天証券より高いのでオススメです。
まとめると、以下の理由で私は「PayPay投信 NASDAQ100インデックス」を選びました。
- 最安の手数料
- 順調に伸びている純資産額
- SBI証券のクレカ積立で購入可能
なお、巷で一部話題になっているナスダック連動のレバレッジ型ファンド、通称「レバナス」は私は買いません。
理由はいろいろとありますが、シンプルにはこのツイートの通りです。
昨日4%下がって今日3%上がると
— ゆうすけ@投資ブロガー/株/仮想通貨/不動産 (@learntoushi) 2022年4月29日
「ナスダックが戻った!」
と喜びコメントをたまに見るけど違います。
簡単な算数なんですが
10000円が3%下がると9700円
9700が3%上がっても9991円
レバレッジを掛ければ更にこの差は広がります。
同価格に戻るには下落時より大幅に反発する必要あるので要注意🙅 https://t.co/k0beeIalFI
レバレッジ型ファンドは長期積立投資には向きません。
特に今の暴落相場では多くのレバレッジ型ファンドが年初来から50%近い暴落を食らっています。
長期投資では今のような調整相場は数回あります。
調整相場という株価が長期で低迷する相場とレバレッジ型ファンドは相性が最悪です。
レバレッジ型ファンドをやるなら相場との連動性をしっかり研究をして、余剰資金で短期トレード前提でやるのが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
今回は私が積立を始めた米ナスダック市場の指数連動型ファンドを紹介しました。
- 1971年に設立された米国の証券取引所
- ITハイテク企業が多く上場
- 指数(インデックス)は「ナスダック100」と「ナスダック総合」の2種類
- 少額から購入できる
- 円建てで購入、保有できる
- ドルコスト平均法が活かせる
- 値動きが激しい
- 為替の影響を受ける
- 手数料がETFよりも高い
- 最安の手数料
- 順調に伸びている純資産額
- SBI証券のクレカ積立で購入可能
ナスダック連動ファンドの積立投資を検討している方にこの記事を参考にしていただけたら嬉しいです!
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ゆうすけ
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