こんにちは、ゆうすけです。
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今回は米国株の生活必需品セクターの特徴について紹介します。
生活必需品はインフレや利上げによる景気後退が懸念されている今(2022年7月時点)けっこう注目されているセクターです。
セクターは日本語で言えば「業種」「業界」です。
ちなみに「生活必需品」についてはこの記事で説明しますが、
「セクター」についてはこちらの記事を読んでおいていただけると理解がしやすくなると思います!
米国の生活必需品セクターには日本人にも馴染みのある会社が多いので初心者にも馴染みやすいと思います。
- リスクの低い手堅い投資をしたい
- 不景気に強い銘柄を知りたい
- 生活必需品セクターへの投資方法を知りたい
「生活必需品」ってなに?
まず「生活必需品」というカテゴリについて簡単に説明します。
必需品という言葉の通り、生活していく上で欠かせないモノやサービスを作ったり販売している企業群や業界を指します。
例えば洗剤や化粧品、パンや飲料などは生活していく上で誰もが必要とするモノですよね。
これらを消費者が買うための小売やドラッグストアも同様に必需品に分類されます。
具体的な企業名として、米国ではP&Gやコカ・コーラ、コストコなど日本でもお馴染みの企業が並んでいます。
日本企業では花王や日清製粉、ライオンなどが生活必需品セクターと言えるでしょう。
- 生活に欠かせないモノやサービス
- 日用品や食料品や小売店が当てはまる
- 米国ではP&Gやコカ・コーラ、日本では花王や日清製粉など
生活必需品セクターの詳しい特徴は次のパートで紹介しますね!
生活必需品セクターの3つの特徴
生活必需品セクターの特徴は次の3つです。
- 不景気に強い
- 連続増配企業が多い
- 爆益は出にくい
詳しく紹介します。
不景気に強い
生活必需品セクターの企業が取り扱う製品やサービスは、たとえ景気が悪くても消費者が必要とするので不景気に強いと言われます。
景気が悪いから歯磨きしない人はいないだろうし、それらをスーパーマーケットで買う人は激減はしないでしょう。
もしくは不景気でも買い続けたくなるブランド力を持っている製品やサービスも生活必需品になります。
(コカ・コーラやマクドナルドはこのブランド力による必需品セクター銘柄ですね)
連続増配銘柄が多い
米国の生活必需品セクターには「配当貴族」と言われる25年以上連続で配当金を増配している連続増配銘柄が多くあります。
連続増配銘柄は、株価成長と配当金をダブルで得られる可能性があるという点が大きな魅力です。
連続増配銘柄の魅力についてはこちらの記事でも紹介しているのでぜひお読みください。
爆益は出にくい
連続増配銘柄で株価成長と配当金をダブルでゲット出来る可能性はありますが、一方でハイテク株やグロース株のような爆益は出にくいのも特徴です。
生活必需品セクターが爆上がりしにくい理由は、
歴史の長い企業が多く急成長フェーズではないことと、製造業や小売業という利益を爆上げしにくい業種であるからです。
かつてのGAFAやIPO企業など「テンバガー」と言われるように株価が短期で10倍になるような成長は期待できません。
ただグロース株のような「暴落」も起こりにくいので堅実な投資をしたい人には生活必需品セクターはおすすめです。
実際に、2022年初からの調整相場の中で生活必需品セクターはナスダック総合指数を上回るパフォーマンスを見せています。
【チャート画像】
生活必需品セクターへの投資方法
最後に、生活必需品セクターへの投資方法を紹介します。
米国の生活必需品セクターに投資する方法は、
個別株かETFかの2択になります。
自分の好きな企業に投資したいという方は個別株投資。
個別銘柄を調べる時間がなかったり、複数の企業にまとめて分散投資したいという人はETF。
自分の好みにあった方法で投資をするといいでしょう。
ちなみに初心者や投資を初めて1年くらいの方はETFへの投資がおすすめです。
おすすめの生活必需品セクターETFは次の2つです。
- ヴァンガード・コンシューマー・ステープルスETF(ティッカー:VDC)
- 生活必需品セレクト・セクター SPDR ファンド(ティッカー:XLP)
この2つのETFはともに米国の大手資産運用会社であるヴァンガード社とステート・ストリート社が運用しています。
米国の生活必需品セクターに分類される企業に広く分散投資しているのでリスク分散とセクター投資が両立できる優れもの。
経費率や構成銘柄にも大きな違いはないので好きな方を選んで投資をするといいでしょう。
ちなみに私は米国株ETFを買う時はSBI証券を使っています。
購入できる銘柄が豊富で、米国ETFの定期買付サービスで買い忘れも防げるのでおすすめです。
「米国株投資の手数料をなるべく抑えたい!」
という方はDMM株もおすすめです。
VDC、XLPそれぞれのETF情報はこちらをご覧ください。
ヴァンガード・コンシューマー・ステープルスETF(ティッカー:VDC)
運用会社 | ヴァンガード |
---|---|
経費率 | 0.10% |
純資産 | 約60億ドル |
直近配当利回り(税込) | 2.57% |
設定日 | 2004/1/30 |
組入銘柄上位はこちらです。
生活必需品セレクト・セクター SPDR ファンド(ティッカー:XLP)
運用会社 | ステート・ストリート |
---|---|
経費率 | 0.10% |
純資産 | 約150億ドル |
直近配当利回り(税込) | 2.50% |
設定日 | 1998/12/16 |
組入銘柄上位はこちらです。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
本日は生活必需品セクターについて紹介しました。
- 生活に欠かせないモノやサービス
- 日用品や食料品や小売店が当てはまる
- 米国ではP&Gやコカ・コーラ、日本では花王や日清製粉など
- 不景気に強い
- 連続増配企業が多い
- 爆益は出にくい
- ヴァンガード・コンシューマー・ステープルスETF(ティッカー:VDC)
- 生活必需品セレクト・セクター SPDR ファンド(ティッカー:XLP)
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ゆうすけ
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