こんにちは、ゆうすけです。
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今回は連続増配株の魅力について紹介します!
私はつみたてNISAや企業型確定拠出年金(DC)など毎月のインデックス積立投資のほかに余剰資金で日本と米国の個別株投資 をしています。
個別株投資のメイン戦略は高配当株への投資です。
その中でも最近では米国株の連続増配株ポートフォリオを高めています 。
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— ゆうすけ@投資ブロガー/株/仮想通貨/不動産 (@learntoushi) 2022年6月14日
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— ゆうすけ@投資ブロガー/株/仮想通貨/不動産 (@learntoushi) 2022年6月15日
円安だとドル建の配当金がうれしい😆
直近でも米国連続増配株からの配当金が入ってホクホクです(笑)
そこで今回は連続増配株の3つの魅力と、私のおすすめ銘柄を紹介します!
- 連続増配株ってそもそもなに?
- 株価の上下が激しいグロース銘柄に疲れた
- 株価成長(キャピタルゲイン)と配当(インカムゲイン)を両方得たい
※当ブログは投資成績を保証するものではありません
※投資の最終判断はあくまで自己責任でお願いします
連続増配株とは?
連続増配株とはシンプルに言えば配当金を毎年増加させている企業の株式のことです。
配当金というのは株主還元の一つで、企業の儲けから一定額を株主に支払われます。
支払われるタイミングは日本株だと年2回、米国株は年4回が多いですね。
企業はその年の業績や景気によって配当金を増額したり減額したりすることがあります。
「父さんの給料が減ったから今月のお小遣いはガマンしてくれ…」
かのように企業は業績が悪いから配当金を減らす、ということができるんですね(特に日本企業はこの傾向が強い)
このように増やしたり減らしたりできる配当金を毎年増額し続けている銘柄のことを連続増配株と呼びます。
高配当株との違い

株式投資をしていると「高配当株」という言葉をよく聞きますね。
この高配当株と連続増配株は何が違うのか?
3つのポイントを紹介します。
- 配当利回りが高くない銘柄もある
- 配当金額が右肩上がり(減配していない)
- 業績が右肩上がりの企業が多い
配当利回りが高くない銘柄もある
巷で「高配当」と呼ばれる銘柄は配当利回り3%以上 であることが多いです。
配当利回り=一株当たりの配当金額÷株価
なかには「5%以上でないと高配当とは認めない!」という人も居ますが、ここは個人の基準なので好きに考えればいいかなって思います。
連続増配株では配当利回りが3%に満たない銘柄も多数あります。
こちらはNYダウ30種指数に選ばれている企業のうち、連続増配年数が長い順のランキングです。(2022年6月時点)
廃刀利回り3%を超えている企業は10社中4社しかありませんね。
これは連続増配の基準があくまで配当金を増額し続けているかどうかで、利回りは関係ないからですね。
このように連続増配株イコール高配当株という訳ではないので区別が必要になります。
配当金額が右肩上がり(減配していない)
これは当たり前ですが、連続増配株は配当金が長期的に右肩上がりで増えている銘柄を指します。
つまり一定期間は配当金を前年よりも減らすこと(=減配)をしていない企業です。
こちらは日本の連続増配企業で有名なオリックスの過去10年間の配当金推移です。
この通り右肩上がりで、コロナショックの2020年は増配こそできませんでしたが配当額をキープしています。
一方で高配当株には、
配当金が毎年のように増えたり減ったりして安定しない企業や、
「設立〇〇周年記念」などで一時的に配当金を増やして利回りが急騰した企業がいたりします。
例えばこれは最近日本で高配当株と言われている某海運会社の配当推移です。
この通り配当金額の上下動が激しすぎるため、来年も同じ額の配当金が貰えるとは到底考えられません。
このように高配当企業が必ずしも配当金が右肩上がりとは限らないので、企業のサイトやIR BANKで配当推移をしっかり確認するようにしましょう。
業績が右肩上がりの企業が多い
連続増配企業には売上高と利益が右肩上がりの企業が多いです。
なぜかと言うと、配当金を増やすためには利益を増やしている必要があるからです。
企業は利益が出ていないなら配当金を出す前に事業に投資をして利益が出せるようにしなければなりません。
(ただし単年度だけ赤字になったからといって減配するような企業は株主軽視と言われます)
連続増配企業は、毎年業績を右肩上がりで上げているから配当金も増額し続けているのです。
(もしくは単年度は赤字になっても配当は減らさずに業績回復をコミットするという企業が連続増配企業になっています。優良企業ですね。)
一方で、売上高も利益も増えていないのに配当金だけ増やしている企業はちょっと危険です。
こういった企業は利益のうちどのくらいの割合を配当金にしているかを示す配当性向という指標で50%を超えている企業は要注意です。
50%以上の利益を配当に回しているということは、成長に向けた投資にお金を使えていないと見なすことが出来ます。
また、配当金をこれ以上増やす余力が少ないとも考えられます。
連続増配企業を探すなら配当性向が50%未満かどうかを一つの基準とすると良いでしょう。
企業の配当性向をチェックするなら以下のツールがオススメです。
■日本株:IR BANK
無料で使える超万能な銘柄分析ツールです。
企業の決算情報がまとまっているのでこのサイトさえあれば日本企業の分析はカバーできます。
■米国株:マネックス証券 銘柄スカウター
マネックス証券で利用できる無料ツールです。
米国株の決算情報や配当推移を日本語でここまで詳しく調べられるツールはなかなかありません。
まずは口座登録が必要なので気になる方はぜひこちらのリンクから登録してみてください。
連続増配株の3つの魅力
次に連続増配株に投資をする3つの魅力を紹介します!
- 株価成長(キャピタルゲイン)と配当(インカムゲイン)の両方が狙える
- 配当利回りが上昇する
- 不景気に強い
株価成長(キャピタルゲイン)と配当(インカムゲイン)の両方が狙える
連続増配株はインカムゲインである配当金が毎年アップしていくだけでなく、株価成長によるキャピタルゲインも狙える優良株が多く見られます。
例えばこちらは連続増配株の筆頭である米国のジョンソンエンドジョンソンの過去10年の株価チャートです。
この通り株価も右肩上がりですね。
さらにジョンソンエンドジョンソンは2022年6月17日時点で約2.6%の配当利回りがあります。
このように株価上昇と配当利回りの両方が期待できるのが連続増配株の魅力の一つ目です。
配当利回りが上昇する
2つ目の魅力は、連続増配株を継続して買い続けていくと持ち株の配当利回りが上昇していく傾向にあります
既に紹介した通り、連続増配株は株価も配当も一緒に上昇していきます。
だから表面上の配当利回りは大きく変わらないんですが、安い時に買った持ち株も配当金額はアップしていくので利回りがアップするわけです。
先ほどのジョンソンエンドジョンソンの例で見てみましょう。
10年前に約69ドルで株式を購入した持ち株の現在(一株あたり配当は約4.5ドル)の配当利回りは6.5%にもなります。
このように株価が成長して配当金額も増加していく連続増配銘柄は長期で投資することで高い利回りを実現できるようになります。
不景気に強い
最後の特徴として連続増配株は不景気への強さがあります。
先ほど紹介したダウ30種の増配株トップ10は20年~60年以上も連続増配を続けているわけです。
過去20年と言えば米国では
2000年 ドットコムバブル崩壊
2008年 リーマンショック
2020年 コロナショック
といった不景気がありました。
これらの世界経済が大打撃を受けた年でも増配し続けてきた企業なわけです。
不景気でも成長を続けて株主還元も怠らない真の優良企業が連続増配株になれるのです。
おすすめ銘柄 米国6選+日本3選
ここまで連続増配株の魅力と特徴について紹介してきました!
最後には私のおすすめを米国株6つ+日本株3つの計9銘柄ご紹介します!
米国株6選
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
- プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
- スリーエム(MMM)
- コカ・コーラ(KO)
- エマソン・エレクトリック(EMR)
- ヴァンガード・連続増配株ETF(VIG)
こちらが特徴と直近利回り等をまとめた一覧表です!
実際はおすすめ5銘柄で、個別銘柄で迷ったらETFのVIGでもOKという組み合わせです。
5銘柄は全て配当貴族」と言われる連続増配50年以上の企業でグローバルにブランド力と強みを持っている米国企業です。
日本株3選
- 花王
- 三菱HCキャピタル
- KDDI
正直なところ、日本には優良な連続増配企業が少ないです。
その中でも私が気に入っている3社がこちらです。
理由は「特徴」欄に記載の通りですが、ぜひご自身でも銘柄分析を行って自分のお気に入りを見つけてみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか!
本日は連続増配株の魅力について紹介しました。
- 配当利回りが高くない銘柄もある
- 配当金額が右肩上がり(減配していない)
- 業績が右肩上がりの企業が多い
- 株価成長(キャピタルゲイン)と配当(インカムゲイン)の両方が狙える
- 配当利回りが上昇する
- 不景気に強い
みなさんも株価と配当のダブルで楽しめる連続増配株を始めてみてはいかがでしょうか!?
株式投資をするなら私は初心者ならSBI証券をおすすめしています。
より高度な分析をしたい方はマネックス証券もおすすめです。
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ゆうすけ
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