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【早くも改悪?】楽天モバイル 通話アプリLinkの条件変更まとめ【iPhoneのみ】

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こんにちは、ゆうすけです!

今回は楽天モバイルが2021年5月13日(木)に発表した利用条件の変更について詳細をまとめました。

【重要】Rakuten LinkアプリiOS版の仕様変更に関するお知らせ | 料金・サービスのお知らせ | 楽天モバイル

こんな人向けの記事
  • 楽天モバイルから【重要】メールが来たけど内容がよく分からない
  • 楽天モバイルに申し込もうと思っているので最新情報を知りたい
  • 楽天モバイルから別キャリアに乗り換えようと思っている

楽天モバイルは携帯業界の「風雲児」

そもそも楽天モバイルってナニ?
 
OK!簡単に説明するね!
 

 

楽天モバイルは2019年にサービスを開始した「第4の携帯キャリア」です。

日本の携帯通信業界は巨大通信会社を背景に持った3大キャリアによって長らく牛耳られてきました。

携帯電話 3大キャリア
  • ドコモ(NTT)
  • au(KDDI)
  • ソフトバンク(旧Vodafone+旧イーモバイル)

当初はソフトバンクが風穴を開けてくれると期待されました。

しかし、すぐに3社で結託するように同じような高額な通信プランを出し「2年縛り」などでユーザーの囲い込みをするようになっていました 。

その後2018年頃から「格安スマホ」と呼ばれるMVNO(仮想移動体通信事業者)が雨後のタケノコのように出てきて、大手3社よりも安い通信プランを提供し始めました。

かつては楽天モバイルもこの「格安スマホ」の一つでした。

楽天モバイルも元は「格安スマホ」だったんだね!
 

しかし「格安スマホ」は大手3社の通信網をレンタルしてサービス提供しているため通信速度が制限されたりレンタル料支払いのため料金設定に限界がありました。

そのため楽天は大手3社の結託によって世界的に見ても割高になっていた携帯通信料金を引き下げるために自社の通信網を整備して国の後押しもあって「第4のキャリア」として通信免許を取得したのです。

【参考記事】楽天モバイルネットワーク、関東、東海および近畿地方における特定無線局の包括免許を取得 | 楽天グループ株式会社

 

楽天モバイルの売りは「無料」

「第4のキャリア」として通信事業を開始した楽天モバイルの最大の売りは無料プランでした。

基本使用料「無料」

2020年の本サービス開始時に発表したのが先着300万人での1年間無料という衝撃のキャンペーンでした。

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※本キャンペーンは既に終了しています

 

しかもデータ通信のGB上限も無いので使い放題です。※ただし楽天モバイルのアンテナがまだ無い「パートナーエリア」では月5GBまでの制限あり

ちなみに僕もこのキャンペーン中に楽天モバイルに替えて今も毎月無料で使わせてもらっています。 

感想としては、確かに通信速度の問題や繋がりにくさはありますが、普段の生活にはほとんど困らないし、僕はこの「風雲児」を応援しているので一定の不便さは受け入れています。

(完璧な通信環境を求める人は3大キャリアを選んだ方が無難かと思います)

 

2021年4月に申込が300万人に達したのと同時に3大キャリアが競合する格安プラン(ahamo、povo、LINEMO)を発表したことで楽天モバイルもプラン変更を発表 しました。

その新プランも月間1GBまでは無料&3か月間はデータをいくら使っても無料という破格のものでした。

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出典:楽天モバイル公式サイト

価格は3大キャリアとほぼ横並びですがデータ通信料によって自動的に料金を変える「使った分だけ支払い」という画期的なプランを提供しています。

しかもデータ通信は無制限です。※楽天モバイル回線エリアのみ

通話もショートメッセージ(SMS)も「無料」

データ通信は1GBまで無料でさらに音声通話も「Link」という専用アプリを使えば無料です。

同様に「Link」にはSMS機能もあってSMSの送受信もLink上で行えば無料です。

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出典:楽天モバイル公式サイト

最近は本人確認がSMSで送られてくることが多いのでSMS無料は地味にメリットでした。

しかし今回の条件変更ではこれらLinkを使った音声通話とSMSが対象になりました

今回の条件変更まとめ

専用アプリ「Link」の適用条件が変わる(6/15~)

①音声通話

従来は全ての音声通話をLinkアプリで着信することが出来ました。

しかし変更後は相手がLink以外で発信すると自分もLinkではなくiOS標準アプリf:id:gracias_muchas:20210520065051p:plainで着信してしまいます

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出典:楽天モバイル公式サイト

Linkを使って発信するのは楽天モバイルユーザーだけです。

だから実質的に楽天モバイルユーザー以外の人からの電話は全てiOS標準アプリで着信することになります。

この変更点による大きな問題点は不在着信をそのままiOS標準アプリで折り返し電話すると通話料が20円/30秒かかることです。

もし無料で折り返したい時は次の作業が必要です。

 ①iOS標準アプリで着信履歴から電話番号をコピー

 ②Linkを開く

 ③Linkの発信画面にペーストして発信

め、めんどくさい…
 

けっこう面倒なのできっとiOS標準アプリ上からそのまま発信して料金が発生してしまう人が続出するでしょう。

②SMS(ショートメッセージ)

SMSも従来は全てのメッセージをLinkアプリで受信することが出来ました。

しかし変更後は相手がLink以外でSMS送信すると自分もLinkではなくiOS標準アプリ 

f:id:gracias_muchas:20210520093950p:plainで受信してしまいます 。

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出典:楽天モバイル公式サイト

音声通話と同じように楽天モバイルユーザー以外はLink以外のアプリで送信するので自分はiOS標準SMSアプリで受信することになります。

そのまま標準アプリ上で返信すると以下の通り料金が発生することになります (受信だけなら無料)。

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そして音声通話と違ってSMSはチャット形式でやり取りするのでLinkアプリにコピペで返信が出来ません (Linkから送っても相手が別アプリから返信すれば結局iOS標準アプリで受信してしまいます)。

従って今回の条件変更はシンプルに言うと相手が楽天モバイルユーザーでないSMSは有料になるということです。

今回の条件変更の問題点

ここまで音声通話とSMSで一部有料化につながる条件変更が発表されたことを解説しました。

この条件変更の問題点は2つあると個人的に考察しています。

条件変更の問題点
  • ①知らないうちに料金発生
  • ②iOSだけの変更でAndroid自社端末に誘導?
①知らないうちに料金発生

今回の変更で音声通話もSMSも受信したものをそのまま返信(かけ直し)をすると料金が発生することになります。

これはユーザーが気づきにくい要件と複雑な操作を料金発生有無に関連付けているため非常に不親切です。

このような操作や条件が分かりにくくユーザーに不親切な変更で通信料を稼ぐようなことを続ければ利用者が減っていく可能性が高いですね。

②iOSだけの変更でお客をAndroidに誘導?

楽天モバイルは自社製品としてAndroid端末も盛大に販売しています。

Rakutenオリジナル一覧 | 製品 | 楽天モバイル

また、楽天モバイルはAndroid限定でキャリア決済も提供しています。

楽天モバイルキャリア決済 | お支払い方法 | お客様サポート | 楽天モバイル

ユーザーがキャリア決済を使えば楽天モバイルに手数料が入りますから楽天モバイルとしてはAndroidユーザーが増えてほしいのでしょう。

今回の改悪条件変更はiOSつまりiPhoneだけでAndroidでは変更ありません

これは以下2点の目的があるように僕は考えています。

 ①ユーザーをiPhoneではなくAndroidへ誘導

 ②利益が出ないiPhoneユーザーに他キャリアへの転出を誘導

これらはあくまで僕の想像ですがiOS狙い撃ちの条件変更には何かしらの意図があるのは間違いないでしょう。

 

結論~まだ楽天モバイルが優位 でも他社もチェック~

と、ここまで楽天モバイルによる改悪条件変更について解説してきましたが携帯キャリアはまだまだ楽天モバイルという選択肢がイチバンでしょう。

楽天モバイルがイチバンの理由
  • 基本料の無料期間があって楽天ポイントも付くのでおトクすぎる
  • データ利用上限が無く使わなければ料金もかからない
  • 契約解除料や乗換手数料が無いのですぐに脱出可能

★楽天モバイルに申しこむ★

 

ただ今回のようにいつ改悪条件変更が追加されるか分からないのが楽天モバイルのデメリットです。

だから他のキャリアのプランも常にチェックしていつでも脱出できる準備はしておくといいでしょう。

僕も無料期間が終わったら乗り換えも視野に3大キャリアの動向をチェックしています。

まとめ
  • 楽天モバイルの条件変更は音声通話とSMSが対象
  • 相手が楽天ユーザーじゃないと返信や掛け直した時に通信料が発生する
  • まだ楽天モバイルが優位だけどいつでも乗り換えられる準備はしよう

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ゆうすけ